2011年6月24日金曜日

晩翠通りの街路樹(2)

晩翠通りのイチョウ

晩翠通りの中央分離帯にはイチョウが植えられています。秋は紅葉がみごとです。

イチョウ
学名:Ginkgo   biloba
科名:イチョウ科
生薬名 銀杏 白果(中国)

中国原産といわれる雌雄異株の落葉高木です。イチョウは驚くべき生命力を持ち、地球上に2億年も生き続けているため「生きた化石」といわれています。我が国でも神社の御神木などに見られるよう長寿の象徴とされています。
食用としてもおなじみのギンナン(銀杏の熟した実)は中国では白果と呼ばれ生薬としても使われてきました(鎮咳)。
イチョウの葉から抽出されるエキスは脳の血流を増進し脳機能障害を改善するハーブとして欧米ではよく用いられています。日本でも健康茶としてイチョウ葉茶が販売されています。
イチョウ葉の有効成分はフラボノイド配糖体やテルペンラクトンのギンコライドなどで、PFA(血小板活性因子)を抑制し、脳の血流を改善すると考えられています。
高齢化社会の中で認知症などへの効果が期待されています。

参考文献: メデイカルハーブの事典 林真一郎著 ほか


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