2012年7月17日火曜日

トチの実?


トチノキ:
勾当台公園で撮影しました。
トチノキ(栃の木、学名:Aesculus turbinata)は、トチノキ科(APG植物分類体系ではムクロジ科とする)トチノキ属の落葉広葉樹です。落葉性の高木で、温帯の落葉広葉樹林の重要な構成種の一つです。日本では東日本を中心に分布、中でも東北地方に顕著に見られます。また、街路樹や公園などに植栽されています。
5月から6月にその葉の間から穂状の花序が顔を出し、花は白~薄い紅色です。その後ツバキのものを大きくしたような丸い果実を付けます。(写真)

デンプンやタンパク質を多く含有する種子は、縄文時代の遺跡からも出土しており、ドングリやクルミ同様、古くから食用とされてきました。現在では、渋抜きしたものをもち米と共についた栃餅(とちもち)などとしてあちこちの土産物になっています。

近縁種でヨーロッパ産のセイヨウトチノキ (Aesculus hippocastanum) は、フランス語名「マロニエ:marronnier」としてよく知られています。
ヨーロッパでは、セイヨウトチノキの葉、種子は薬用として使用され、セイヨウトチノキの種子から抽出された薬剤は、脚部静脈の症状などへの適応で、ドイツEコミッション(ドイツ薬草委員会)に承認されています。

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